はじめに|「ノブが付かない」は、シャフトを替えれば解決する
リブレ(LIVRE)のハンドルを買って、あとから「このノブに替えたい」と思ったとき、こんな壁にぶつかることがあります。
買ったノブが、手持ちのハンドルに付かない。
私も同じでした。所有していたライトアーム65に、丸型チタンノブ「EP40」を付けたかったのですが、ノブシャフトの規格が違って装着できません。
調べても「プレートごと買い直すしかないのかな」という情報しか出てこなかったので、思い切ってリブレ(メガテック)に直接問い合わせてみました。
結論から言うと、ノブシャフトだけを交換してもらえます。見積もりは税抜1,582円〜、実際に支払ったのは税抜1,605円(税込約1,766円)でした。これに釣具店からリブレ(メガテック)へ送るための送料が税抜700円かかったので、実費は税抜2,305円です。それでも、プレートを買い直すより7,000円以上安く済んでいます。
この記事では、
- なぜそのままでは付かないのか(互換性の仕組み)
- シャフト交換とプレート買い直し、どちらを選ぶべきか
- 実際に依頼したときの流れ・費用・納期(実測で約1週間)
- 交換後に私がハマった、ベアリングの落とし穴
をまとめます。同じところで詰まっている人の参考になれば嬉しいです。
※料金は2023年10月に私がリブレへ問い合わせた際の金額です。現在は変わっている可能性があるため、必ずご自身で最新の金額をご確認ください。
なぜライトアーム65にEP40が付かないのか

リブレのノブシャフトは「標準=シマノ用」
ここが最大のポイントです。リブレの公式FAQには、こう書かれています。
標準品は全てシルバー色のノブシャフト・シマノ用を使用
つまり、何も指定せずに買ったリブレのハンドルには、シマノ用のノブシャフトが付いています。この状態で装着できるのは、シマノのハンドルノブA互換のノブです。
ノブの規格は3系統に分かれている
リブレ公式FAQの記述を整理すると、ハンドル側のシャフト指定によって、付けられるノブが変わります。
| ハンドル購入時の指定 | ノブシャフト | 装着できる市販ノブ |
|---|---|---|
| 指定なし(標準) | シルバー・シマノ用 | シマノ ハンドルノブA 互換 |
| インパシャフト指定 | ノブシャフト黒色 | ダイワ ハンドルノブ互換表S |
| EP40・EP44・EP50カスタム指定 | ダイワL用 | ダイワ ハンドルノブ互換表L |
※EP40・EP44・EP50カスタムを指定したハンドルには、シマノ用ハンドルノブBは装着できません。
私が付けたかったEP40は、いちばん下の「ダイワL用」の系統。標準のシマノ用シャフトが付いた状態のライトアーム65には、物理的に入らないわけです。

「ノブを買えば付く」と思い込んでいると、ここで確実につまずきます。ノブを買う前に、自分のハンドルがどのシャフトなのかを確認するのが正解です。
リブレ公式のハンドル適合表でも、ハンドルとノブの適合を確認できます。
解決策は2つある
「シャフトが違う」とわかったとき、選択肢は2つです。
A案:今持っているハンドルのシャフトを交換してもらう
ハンドルをリブレに送り、ノブシャフトだけを目的の規格に交換してもらう方法です。
- 費用:見積もり税抜1,582円〜/実際の支払い税抜1,605円(税込約1,766円)
- 別途、釣具店からリブレへ送る送料が税抜700円
- 部品の状態によっては別途費用がかかる場合あり
- 手元のハンドルはしばらく使えない
B案:ノブなしのプレート部を新しく買う
シャフトが目的の規格になっているプレート部(ノブなし)を、新規で購入する方法です。リブレではリペアパーツ扱いで、都度見積もりになります。
- 費用:税抜10,015円(税込約11,016円)
- 元のハンドルはシマノ用としてそのまま残せる
- 待ち時間なしで使い続けられる
費用比較
| A案:シャフト交換 | B案:プレート新規購入 | |
|---|---|---|
| 本体費用(税抜) | 1,605円(実額) | 10,015円 |
| 送料(税抜) | 700円(実額) | ― |
| 合計(税抜) | 2,305円 | 10,015円 |
| 税込目安 | 約2,536円 | 約11,016円 |
| 元のハンドル | 規格が変わる | シマノ用のまま残る |
| 使えない期間 | あり | なし |
| 受付 | 釣具店経由 | 釣具店経由 |
差額はおよそ9,200円。ハンドルを1本しか持っていないなら、A案のシャフト交換が圧倒的にコスパが良いです。
実際に依頼してみた|釣具店経由で送る
リブレは直販していない
意外と知られていないのですが、リブレは個人への直接販売・直接受付をしていません。公式FAQにも明記されています。
直接販売は行っておりません。ご注文はお近くの釣具店様よりお願いします。
修理やパーツ交換も同じで、最寄りの釣具店を通して送ってもらうのが正規ルートです。
実際の流れ
- InstagramのDM(ビジネスチャット)でリブレに問い合わせ
- 「最寄りの釣具店様よりお送りいただければ対応します」と回答
- 交換費用とプレート単体の価格を確認
- 行きつけの釣具店に持ち込み、リブレへ発送を依頼
- ノブを外した状態のハンドルを送付し、シャフト交換後に返送
送るのはハンドル本体(プレート+アーム)だけで、ノブは自分で外して手元に残しました。DMでのやりとりも丁寧で、価格の訂正まできちんと連絡をくれたので、安心してお願いできました。
細かいところですが、もともと付いていたシマノ用のシャフトも、小袋に入れてわざわざ同梱して返してくれました。再使用はできない部品なので捨ててしまってもいいはずなのに、こういう対応をしてもらえるとやっぱり気持ちがいいですね。

実際にかかった費用【明細公開】
2023年10月25日、釣具店で受け取り時に支払った明細がこちらです。
| 項目 | 金額(税抜) |
|---|---|
| ハンドルノブシャフト 5 SUS303 | 630円 |
| 組付け工賃 | 475円 |
| 組み付け工賃(ノブシャフト組み換え・ドリル加工) | 500円 |
| リブレ請求分 小計 | 1,605円(税込 約1,766円) |
| 送料(釣具店→リブレ) | 700円 |
| 実費合計 | 2,305円(税込 約2,536円) |
注目してほしいのは、事前に案内された1,582円と実額1,605円の差がわずか23円だったこと。
ただし、これはリブレに支払う分だけの金額です。私の場合は釣具店からリブレへ送る送料が税抜700円、別でかかりました。ここを入れ忘れると予算が合わなくなるので、頭に入れておいてください。
リブレからは「別途費用がかかる場合がございます」と言われていたので、正直もう少し上振れするかと構えていました。実際にはほぼ見積もりどおり。ここは安心して依頼できる材料だと思います。
明細を見ると「ノブシャフト組み換え(ドリル加工)」という項目があり、単にシャフトを差し替えるだけでなく加工が入っていることがわかります。それでこの金額なら、かなり良心的です。
なお、これらはすべてリブレ側の品番で登録された部品・工賃なので、どの釣具店を通しても基本は同じ金額になるはずです。
納期は約1週間だった
実際のスケジュールがこちらです。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 10月17日(火) | インスタDMでリブレに問い合わせ・見積もり確認 |
| 10月18〜19日 | 釣具店に持ち込み、リブレへ発送を依頼 |
| 10月25日(水) | 店から連絡が入り、受け取り・支払い |
持ち込みから受け取りまで約1週間。リブレ公式FAQでもノブシャフトの修理について「納期は1週間程度」と案内されているので、実測でもそのとおりでした。
店から入庫の連絡をもらって翌日に取りに行ったので、体感としては「思ったより早かった」という印象です。
とはいえシーズン真っ只中に出すと釣行に間に合わないので、オフシーズンや予定の空いているタイミングに出すのがおすすめです。
【最大の落とし穴】シャフトを替えるとベアリングのサイズも変わる
これは私が実際にやらかした話です。
ノブシャフトの規格が変わると、ノブに入るベアリングの内径も変わります。
リブレのカスタムベアリングは、公式サイトを見ると2種類あります。
| ベアリング | 対応するノブ | 価格(税別) |
|---|---|---|
| CUSTOM BEARING 4.0 LA-1 TUNE(2個入) | Magis・Forte・Fortissimo・Fino・Fino+・EF30・EP37・EP41 など | 1,257円 |
| CUSTOM BEARING 5.0(2個入) | EP40・EP44・EP50・TB-1 など | 1,540円 |
名前のとおり、内径4.0mm系と5.0mm系で分かれています。EP40はこの5.0mm系。つまりシャフトをダイワL用に交換すると、それまで使っていた4.0mm系のベアリングは流用できません。
私はシャフト交換から戻ってきたハンドルにノブを組もうとして、手持ちのベアリングが入らないことに気づきました。当然そこで作業が止まります(笑)。
シャフト交換を依頼するときは、同時に対応サイズのベアリングも手配しておいてください。ハンドルが戻ってきた日にそのまま組めます。
なお、ノブ単体を買ってもベアリングは付属しません。ここも見落としやすいポイントです。
交換後の使用感|ノブが大きいだけで、ここまで変わる

しっかり握り込めるので、力がまっすぐ伝わる
まず単純に、握りやすくなりました。EP40は丸型で径が大きいぶん、指先でつまむのではなく手のひらで包み込むように握れます。同じ力で巻いてもロスが少なく、巻き上げが楽になった感覚があります。

タイラバ|等速巻きが安定して、ミスが減った
タイラバでいちばん効いたのは、等速巻きの安定感です。ノブが大きいとゆっくり巻きやすく、一定のペースを保ちやすい。ここはタイラバの釣果に直結する部分なので、地味ですが大きい変化でした。
もうひとつ大きかったのが、アタリが出てもノブから手が離れなくなったこと。標準ノブのときは、コツコツと入った瞬間に思わず手が滑ったり、巻きが一瞬止まったりしていました。EP40にしてからは指がしっかり掛かっているので、そのまま巻き続けられます。結果としてバラシやミスが減りました。
ジギング|青物やサワラにも余裕を持って対応できる
ジギングでも恩恵があります。しっかり握り込んで巻き込めるので、青物やサワラが掛かって強い引きが来ても、力負けせずに主導権を握れます。以前は「耐える」感じだった場面で、今は余裕を持って対応できるようになりました。
チタン製なので剛性感もあり、ガタつきは今のところ出ていません。

「たかがノブ」と思っていましたが、握りの大きさが変わるだけで、巻きの安定感も、魚とのやり取りも変わります。1,605円でここまで変わるなら、やらない理由がないというのが正直な感想です。
依頼する前に知っておきたい注意点
総額はシャフト交換代だけでは済まない
前章のベアリングに加えて、ノブ本体も自分で用意する必要があります。総額としてはこのくらいを見ておいてください。
| 項目 | 金額(税抜) |
|---|---|
| シャフト交換一式 | 1,605円 |
| 送料(釣具店→リブレ) | 700円 |
| EP40 ノブ本体 | 別途必要(実勢価格は販売店で要確認) |
| CUSTOM BEARING 5.0(2個入) | 1,540円 |
ちなみに私のEP40は中古で手に入れたものなので、定価とは違う金額でした。ノブ代を忘れて予算を組むと足が出ますので、そこは織り込んでおいてください。
公式FAQの情報は少し古い
リブレ公式のよくある質問ページは、更新日が2020年3月2日のままでした。私が問い合わせた2023年10月時点の金額とは合わない項目もあります。
たとえば公式FAQには「ノブシャフトが折れた場合の修理は2,166円〜(税別)」とありますが、これは破損の修理であって、私が依頼した規格違いのシャフト交換とは別サービスです。混同しないよう注意してください。
いずれにせよ、金額は必ず釣具店かリブレに直接確認するのが確実です。
逆方向の交換も考えておく
一度ダイワL用にしてしまうと、そのハンドルにはシマノ用ノブBが付けられなくなります。将来シマノ機に載せ替える可能性があるなら、A案(交換)よりB案(プレート買い足し)のほうが結果的に融通が利く場面もあります。

まとめ|「付かない」で諦めなくていい
- リブレのハンドルは、標準だとシマノ用ノブシャフトが付いている
- EP40などのオフショア系ノブには、ダイワL用のシャフトが必要
- シャフトだけ交換してもらえる(2023年10月に依頼して税抜1,605円。見積もりの1,582円とほぼ一致)
- プレート単体を買い直すと税抜10,015円なので、交換のほうが約9,200円安い
- 受付は最寄りの釣具店経由。リブレの直販・直接受付はなし。
- 納期は約1週間(持ち込み10月18〜19日→受け取り10月25日)
- シャフトを替えるとベアリングの内径も変わる(4.0mm系→5.0mm系)。手持ちのベアリングは流用できないので、交換依頼と同時に手配しておくこと
- ノブ本体も別売り
「せっかく買ったノブが付かない」で止まっている人は、まず釣具店に相談してみてください。思っているより安く、あっさり解決します。
参考
- LIVRE(メガテック)公式サイト よくある質問
- LIVRE ハンドル適合表


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