今回紹介するのは、ダイワのICカウンター搭載ベイトリール「21ティエラ A IC 150-DH」のインプレッションです。タイラバをメインに実際に使い込んできた経験をもとに、リアルな使用感をまとめました。
スペックの紹介にとどまらず、このリールが向いている釣り・向いていない釣りも正直にお伝えします。購入前の参考にしてください。
■ 21ティエラA IC 150-DH スペック一覧
| メーカー | ダイワ(DAIWA) |
| モデル名 | 21 ティエラ A IC 150-DH |
| 用途 | タイラバ・ライトジギング |
| ギア比 | 6.3 |
| 最大巻上長 | 約70cm(ハンドル1回転) |
| 自重 | 約220g |
| 最大ドラグ力 | 5kg |
| 糸巻量(PE) | 1号-300m |
| ハンドル長 | 110mm(ダブルハンドル) |
| ベアリング数 | 6BB+1RB |
| 搭載機能 | ICカウンター / ハイパードライブデザイン / マグシールド / アルミフレーム |
■ 使用条件・タックルセッティング
釣法:タイラバ・ライトジギング
ライン:PE 1号 300m
ヘッドウェイト:60g〜120g
フィールド:オフショアメイン
タイラバをメインに、状況に応じてライトジギングでも使用してきました。
■ 21ティエラA IC 150-DHの特徴
- ハイパードライブデザイン採用で巻き出しから回収まで軽くスムーズ
- ICカウンター搭載でタナ管理がリアルタイムで確認できる
- アルミフレーム採用による高い剛性
- コンパクトでありながら、ライトジギングにも対応できる汎用性
■ 実際に使って感じたメリット
① ハイパードライブデザインで120gヘッドでも巻感が抜群
ティエラA ICの大きな魅力のひとつが、ハイパードライブデザインによる巻きの滑らかさです。
120gという重めの鉛ヘッドを使った場合でも、巻き出しの重さがほとんど感じられず、終始スムーズにリトリーブできます。長時間のタイラバで手首や腕への負担を感じにくく、1日中快適に釣りを続けられます。
② ICカウンターがタイラバに絶大な効果を発揮
タイラバにおいて、ヒットレンジの把握は釣果に直結する重要な要素です。ICカウンターは水深をリアルタイムで正確に表示してくれるため、「何メートルで食ってきたか」をしっかり把握でき、再現性を高めることで釣果の安定につながります。
着底のタイミングも正確に把握できるため、底取り精度も上がりロスなく釣りができます。
③ アルミボディでライトジギングにも対応
アルミフレームを採用していることで、タイラバだけでなくライトジギングにも十分に対応できる剛性があります。ジグをしゃくる場面でも、ボディのたわみや剛性不足を感じることはなく安心して使えます。タイラバ専用に留まらない汎用性の高さは、このリールの大きな強みです。
④ ハイギアだからこそ感じるアタリの感度
ハイギアモデルならではのメリットとして、タイが付いてきているときの感度の良さがあります。ローギアに比べて巻きの感触が繊細に伝わるため、タイがタイラバを追尾してきているときのわずかな重みや変化がわかりやすいです。ハイパードライブデザインが「巻きが重い」というハイギアのデメリットをしっかりカバーしてくれています。
■ デメリット・気になる点
① タイラバにはギア比がやや速め
唯一気になった点が、純正状態ではタイラバにはギア比がやや速いことです。タイラバはゆっくりとした一定速度での巻きが基本になるため、6.3というギア比をそのまま使うと、スローな巻きをキープするのが難しい場面があります。
対策として、純正110mmのダブルハンドルからリブレの120mmハンドルに交換することで、同じ巻き速度でもハンドルが長い分だけゆっくりとした巻きがしやすくなります。ハンドル交換は比較的手軽なカスタムで効果も大きく、おすすめです。
■ こんな人におすすめ
- タイラバでレンジ管理を重視したい人
- 重いヘッドを使っても疲れにくいリールを探している人
- ICカウンター搭載リールをタイラバ・ライトジギング両用で使いたい人
- ハンドルカスタムで自分好みの巻き心地に仕上げたい人
■ まとめ|タイラバの精度を上げたい人に最適な1台
21ティエラA IC 150-DHは、ハイパードライブデザインによる巻感の良さとICカウンターの実用性が高い次元でまとまった、タイラバに非常に適したリールです。
ハイギアによるギア比の速さは、ハンドル交換でしっかりカバーできます。カスタムの余地があるという点も、長く使い続けるうえでの楽しみのひとつです。ICカウンター付きのタイラバリールを探している方には、ぜひ候補に入れてほしい1台です。
これから購入を考えている方へ|26ティエラの登場について
本記事では21ティエラA IC 150-DHについて実釣経験をもとにインプレしてきましたが、後継モデルとして「26ティエラ」が登場しており、現在はそちらが最新ラインナップとなっています。
26ティエラは性能・機能面でさらに進化しており、最新モデルを求める方にとっては非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
一方で、実釣で使い込んできた立場からはっきり言えるのは、21ティエラA ICも今なお十分すぎる性能を持ったリールだということ。ICカウンターの実用性、ハイパードライブデザインによる巻感の良さ、アルミボディの剛性感——どれも完成度の高さは今でも色あせていません。
26ティエラとの価格差を考えると、コストパフォーマンスの観点では21ティエラA ICを選ぶ価値は今でも十分にあると感じます。最新性能の26ティエラを選ぶか、実績十分な21ティエラA ICを選ぶか——釣りのスタイルや予算に合わせて選ぶのが、もっとも後悔のないリール選びになると思います。


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