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【検証】真夏の車内で偏光サングラスはどこに置く?ZEQUEヒートシールドケースの実力を実測してみた

小物

釣りに欠かせない偏光サングラス。ですが、真夏の車内に置きっぱなしにしていませんか?実は偏光サングラスは熱にとても弱いアイテムで、真夏の車内放置はレンズ劣化の大きな原因になります。

そこで今回は、Zeque(ゼクー)から発売されている偏光サングラス用の遮熱ケース「ヒートシールドケース(AS-057)」を購入し、真夏の車内で実際に温度を測って検証してみました。

先に結論を言うと、ケースに入れていても、直射日光の当たるドリンクホルダーでは1時間で内部54.7℃まで上昇しました。ケースの効果はたしかにありますが、置き場所とあわせて考えることが大事、というのが今回の検証で分かったことです。

偏光サングラスは熱に弱い

そもそも、なぜ偏光サングラスを車内に置きっぱなしにしてはいけないのでしょうか。

現在主流のプラスチックレンズは、一般的に60〜70℃程度の熱で変形や劣化が始まると言われています。そして真夏の炎天下では、車内温度は50℃以上、ダッシュボード付近では70℃を超えることも珍しくありません。つまり真夏の車内は、レンズの耐熱温度を普通に超えてくる環境なんです。

特に偏光レンズは、偏光フィルムを2枚のレンズで挟み込んだ構造になっています。高温になると素材ごとの膨張率の違いから歪みが生じ、レンズのヒビ割れ(クラック)やコーティングの剥がれ、偏光膜の劣化につながります。一度熱でダメージを受けたレンズは元に戻りません。

タレックスなどの高価なレンズを使っている人ほど、熱対策は必須と言えます。

ZEQUE ヒートシールドケース(AS-057)とは

今回購入したのは、偏光サングラスブランドのZeque by ZEAL OPTICS(ゼクー)が販売している「HEAT SHIELD CASE(ヒートシールドケース)」。品番はAS-057です。

ZEQUEヒートシールドケースのパッケージ正面

「宇宙由来の放射冷却素材」というキャッチコピーのとおり、表面にはRadi-Cool(ラディクール)という放射冷却素材を採用。太陽光の85%以上を反射しつつ、内部の熱を宇宙空間に逃がすという仕組みで、メーカーの試験では周囲より平均マイナス7℃の冷却効果があるとされています。

パッケージ裏面の機能説明

スペック

項目内容
品番AS-057
素材Radi-Cool(放射冷却素材)
冷却効果平均マイナス7℃(メーカー試験値)
UVカット99%
外寸フタ径 約8cm × 高さ 約18cm
内寸内径 約6.5cm × 高さ 約17cm
その他撥水加工・カラビナ付き・内側起毛生地
実売価格3,000円前後

メーカーのテストでは、気温33℃の日に直射日光下の車内が67℃まで達した状況で、サイドポケットに置いたケース内は39.8℃に抑えられたというデータも公表されています。

開封してみた

ケース上面のZEQUEロゴ

筒型のシンプルなデザインで、サイズ感は車のドリンクホルダーやドアポケットにすっぽり収まる絶妙な設定。カラビナが付いているので、バッグやベルトループに提げて持ち歩くこともできます。

ケース側面のカラビナ
フタを開けたところ。内側は黒の起毛生地

フタを開けると内側は起毛生地になっていて、レンズを傷から守ってくれます。深さも十分で、大きめのフレームでも問題なく収納できました。

真夏の車内で実測検証してみた

カタログスペックだけでは本当のところは分かりません。ということで、実際に真夏の車内で温度を測ってみました。

検証条件

項目条件
検証日時2026年7月・午前11時〜12時(1時間)
外気温(日陰)35.5℃
検証開始時の車内温度35.4℃前後
設置場所センターコンソールのドリンクホルダー
測定方法デジタル温度計のセンサーをケース内に入れて測定
日陰で測定した外気温は35.5℃
外気温35.5℃

この日の外気温は日陰で35.5℃。じっとしていても汗が吹き出す猛暑日です。センターコンソールのドリンクホルダーにケースを置き、中にデジタル温度計のセンサーを入れて温度変化を追いました。

センターコンソールのドリンクホルダーにケースと温度計をセット
このような状態で検証スタート

結果:1時間で54.7℃まで上昇

経過時間ケース内温度車内温度
開始直後35.4℃35.4℃
30分後45.2℃48.5℃
1時間後54.7℃57.6℃
検証開始直後のケース内温度は45.2℃
30分後のケース内温度(45.2℃)
じわじわと48.5℃まで上昇
30分後の車内温度(48.5℃)
1時間後、ケース内温度は54.7℃に到達
1時間後のケース内温度(54.7℃)
1時間後の車内温度(57.6℃)

結果は上の表のとおり。センターコンソールは直射日光が差し込む場所ということもあり、ケースに入れていても1時間で54.7℃まで上がってしまいました。

ちなみにダッシュボードは温度計が測定不能に

比較のためにダッシュボードにも温度計を置いてみたところ、暑すぎて温度計の液晶表示が読めなくなりました。温度計自体が音を上げるレベルです。ダッシュボードへのサングラス放置がいかに危険か、よく分かる結果になりました。

考察:効果はあるが、過信は禁物

「ケースに入れても54.7℃なら意味ないのでは?」と思うかもしれませんが、そうではありません。ダッシュボードの温度計が測定不能になるほどの環境で、直射日光の差し込むドリンクホルダーに置いてもケース内は54.7℃。同時刻の車内温度と比べて約3℃低く、確実に温度上昇を抑えてくれています。

ただし、レンズが劣化し始めるとされる60〜70℃には達していないものの、54℃は決して安心できる温度ではありません。メーカーテストの「車内67℃でケース内39.8℃」という数値は、直射日光の当たらないサイドポケットに置いた場合の結果です。つまり、ケースの効果を最大限に引き出すには「直射日光の当たらない場所」に置くことが大前提だと分かります。

結論:置くなら足元のドリンクホルダー+ケース

直射日光が当たりにくい足元のドリンクホルダーが定位置

今回の検証を踏まえて、我が家の偏光サングラスの定位置はドアポケットの足元側ドリンクホルダー×ヒートシールドケースに決まりました。足元は直射日光がほとんど当たらないので車内でも比較的温度が上がりにくく、ケースの遮熱効果も活きてきます。

もちろんベストは車から降りるときに一緒に持ち出すこと。カラビナ付きなのでバッグに提げておけば忘れにくいのもこのケースの良いところです。とはいえ、うっかり車内に置き忘れることは誰にでもあるので、「保険」としてこのケースに入れておく価値は十分あると感じました。

まとめ

ZEQUEヒートシールドケースの実測検証、まとめると以下のとおりです。

  • 猛暑日(外気温35.5℃)の車内、直射日光の当たるドリンクホルダーではケース内でも1時間で54.7℃
  • 同条件のダッシュボードは温度計が測定不能になるほどの高温に
  • 遮熱効果は確実にあるが、過信は禁物。直射日光の当たらない場所に置くのが大前提
  • おすすめは「足元のドリンクホルダー+ケース」、ベストは持ち出し

大切な偏光サングラスを長く使うためにも、真夏の熱対策はしっかりやっておきたいですね。

私が愛用しているタレックスレンズの偏光サングラスについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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