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モラムのクラッチレバーを全5種類使ってみた!ZPI・アベイルの違いと本音レビュー

リール

アブガルシアのモラムSXシリーズを使っていると、純正クラッチレバーのゴム部分がベタついてきたり、剥がれてくるのが定番の悩みではないでしょうか。

使い込むほど劣化していくゴムの感触は、精密なリールに対してどこか不釣り合いな印象を受けますよね。そこで今回は、純正の代わりに使えるカスタムクラッチレバーをZPI製3種・アベイル製2種、合計5種類すべて実際に使ってレビューします。

ZPI製クラッチレバー 3種類

左からローダウンクラッチ、AE74付属クラッチ、ローダウンクラッチNEO

① ZPI ローダウンクラッチキット(ジュラコン製)

ローダウンクラッチ

最初に手を出したのがこのZPIのローダウンクラッチキットです。

純正より約6mm低い設計で、クラッチレバーがリールシートに干渉しにくくなり、サミングの操作性が向上します。ゴム素材ではなくジュラコン(樹脂)製なのでベタつきの心配もありません。

ただし、実際に使ってみると左右にわずかなガタつきがあるのが気になりました。精密な操作をしたいときにこのガタつきが少し引っかかります。現在は廃盤となっています。

  • 素材:ジュラコン製
  • 参考価格:2,640円(税込)
  • 純正より約6mmローダウン

② AE74付属クラッチレバー(デルリン製)※単品販売なし

AE74付属クラッチ

ある日、AE74を購入してクラッチレバーを見てみると、①とは明らかに質感が違うことに気づきました。触った瞬間に「これは別物だ」とわかるほどの差で、しかも①で感じていたガタつきが全くない。

このクラッチレバーだけが欲しくて、AE74を数台買いました(笑)。それほど出来が良かったです。

残念ながらこのクラッチレバーは単品での販売がなく、AE74のセットでしか入手できません。

  • 素材:デルリン製
  • 単品販売:なし(AE74セットのみ)

③ ZPI ローダウンクラッチキッドNEO(デルリン製)

ローダウンクラッチNEO

②のAE74付属クラッチに近い系統として期待して試したのがこのNEOです。素材はデルリン製で、クラッチ位置を少し下げた設計になっています。

実際に使ってみると、クラッチ上面に深いくぼみがあるのが特徴なのですが、これが自分には合いませんでした。親指がくぼみにはまってしまい、サミングのポジションが固定されてしまう感覚があります。親指をどこに置くか自由に変えながら操作したい方には窮屈に感じるかもしれません。

200個限定生産で、現在は廃盤となっています。

  • 素材:デルリン製
  • 参考価格:3,300円(税込)
  • 純正より約6mmローダウン

アベイル製クラッチレバー 2種類

左:ハイポジション 右:ローポジション

アベイルのクラッチレバーを知ったのは、アベイル製のIVCBカスタムスプールを使っていてアベイルのサイトを見ていたときでした。アルミ製ということで興味を持ち、ハイポジション・ローポジションの両方を試しました。

共通スペックはこちら:

  • 素材:アルミ合金
  • 価格:4,620円(税込)※現在在庫なし
  • カラー:ガンメタ・クロム・シャンパンゴールドの3色
  • 対応:モラムSX/ZXシリーズ(1600/1601/3600/3601番)

④ アベイル アルミクラッチ ハイポジション(ALCL-SX-24)

ハイポジション

現在のメインがこちらです。

アルミ製ならではの剛性感があり、クラッチを切ったときの感触がZPI樹脂製とは別次元。ガタつきが全くなく、カチッとした操作感が気持ちいいです。アルミの精度の高さがダイレクトに伝わってきます。

ハイポジションはクラッチ両サイドの立ち上がりが控えめで、サミング時に親指の動きを妨げないのが自分には合っていました。重量は7.0gと樹脂製より重くなりますが、デメリットと感じたことはありません。

アベイルのアルミクラッチで感心したのは、その細部へのこだわりです。クラッチを切った際にフレーム内側のカドに指が当たって痛みを感じる方がいることに着目し、上面サイドの立ち上がりを高く設計することでその当たりを抑える構造になっています。自分自身はそこまで気になったことはありませんでしたが、こうした細かい使用感まで考えて作られているのがアベイル製品の良さだと思います。

  • モデル:ALCL-SX-24
  • 重量:7.0g
  • サイドの立ち上がり:低め

⑤ アベイル アルミクラッチ ローポジション(ALCL-SX-74)

ローポジション

クラッチ位置がよりダウンしたモデルで、フレームとクラッチの隙間が広くなりサミングしやすくなる設計です。

ただし自分の場合、クラッチ左右のサイド部分の立ち上がりが逆にサミングの邪魔になってしまいました。ハイポジションに比べてサイドの壁が高くなるため、親指の動きが制限される感覚があります。ハンドサイズや指の当て方の好みによって評価が分かれると思います。

左:AE74付属クラッチ、右:アベイル ローポジション

アベイルのアルミクラッチはクラッチを切った際にフレーム内側のカドに指が当たって痛みを感じる方のために、上面サイドの立ち上がりを高く設計しています。写真を見ると純正系のAE74クラッチとの違いがよくわかります。自分はそこまで気になったことはありませんでしたが、こうした細かい使用感まで考えて作られているのがアベイル製品のこだわりだと思います。

  • モデル:ALCL-SX-74
  • 重量:6.1g
  • サイドの立ち上がり:高め

5種類まとめ比較表

製品素材価格
ZPI ローダウンクラッチキットジュラコン廃盤(参考価格:2,640円)
AE74付属クラッチデルリン単品不可
ZPI ローダウンクラッチキッドNEOデルリン廃盤(参考価格:3,300円)
アベイル ハイポジションアルミ4,620円(在庫なし)
アベイル ローポジションアルミ4,620円(在庫なし)

ZPI製品は現在すべて廃盤となっているため、メルカリやヤフオクなどのフリマ・オークションサイトで探すと見つかることがあります。アベイル製は廃盤ではなく在庫なしの状態ですので、気になる方はアベイル公式サイトで再入荷をチェックしてみてください。

まとめ・おすすめはどれ?

現在のイチオシはアベイル アルミクラッチ ハイポジション(ALCL-SX-24)です。

アルミ製ならではの剛性感・精度の高さで、クラッチを切った瞬間の感触がどの製品とも別格。ガタつきが全くないのでリールの操作全体がワンランク上がる感じがあります。価格は4,620円と高めですが、一度使うと戻れません。

単品購入できないAE74付属クラッチのクオリティがベースラインになってしまった身としては、アベイルのアルミクラッチがそれを超える唯一の選択肢です。

ただし、ローポジションかハイポジションかは手のサイズや指の当て方の好みで分かれるので、迷ったらハイポジションから試すことをおすすめします。

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