ロッドの構造と使い分け:チューブラー・フルソリッド・ソリッドティップ
タイラバでよく選ばれるロッドは大きく分けて3種類。それぞれの特性を知っておくことで、釣果にも差が出ます。

🔷 チューブラーロッド(Tubular)
ロッドの中が空洞になっている構造。
特徴:軽量・高感度・操作性が高い。細かなアタリを拾いやすく、シャキっとした張りが魅力。
タイラバエキスパートの方や感度を最重視したい方はチューブラーがおすすめです。
🔶 フルソリッドロッド(Full Solid)
ロッド全体が詰まった“芯のある”構造。
特徴:しなやかに大きく曲がり、抜群の粘りで魚をいなす。吸い込みバイトを弾かないため、バラシが少ない。
やや重く、感度はチューブラーに劣る。
🔸 ソリッドティップロッド(Solid Tip)
ティップだけがソリッドで、ブランクはチューブラーのハイブリッド構造。
特徴:食い込みの良さと軽さ・感度を両立。巻きの変化を“曲がり”で伝えてくれる。
乗せ重視しつつも軽快な操作を求めるいいとこ取りができるロッドです。
3タイプをまとめると、「感度=チューブラー」「粘り=フルソリッド」「バランス=ソリッドティップ」という構図になります。
ここからは、私がタイラバで使っているフルソリッドロッドの魅力を深掘りします。
フルソリッドロッドの魅力
🎣 ① 思い切り曲げて楽しめるファイト感
フルソリッドロッド最大の特徴は、“限界まで気持ちよく曲がってくれる”こと。魚が掛かった瞬間からロッド全体がしなやかに入り、タイの強い引きにも柔軟に追従。ドラグを出さなくてもロッドが身代わりになり、ファイトを存分に楽しめます。
💪 ② 細身のブランクスでも強いトルク
フルソリッドは細いのに芯が詰まっているため、魚を浮かせる力(トルク)が強いのも特徴。ドラグに頼りすぎず、ロッドが“じんわり”と魚を持ち上げてくれるので、50cmクラスでも余裕があります。
🦈 ③ バラシにくく、特に冬のショートバイトに強い
タイラバで一番悩む「掛かったと思ったら外れた…」というバラシを減らしてくれるのがフルソリッド。
ロッドが常にしなやかに追従するため、食い込みが良く、テンション抜けを防ぎ、フックアウトしにくいのが最大の武器。冬のショートバイトでもしっかり乗せられます。
フルソリッドロッドのデメリット
⚠️ ① チューブラーより感度が劣る
中が詰まっている分、感度はチューブラーに劣ります。巻きの違和感を捉えるより、ロッドの曲がりでアタリを判断する釣りが向いています。
⚠️ ② 自重が重くなりやすい
ソリッド構造はどうしても、チューブラーより重くなりがち。3先重りになりやすいので、長時間の巻き続けが少ししんどいと感じる人もいます。
その点シマノのX(エックス)シートは手のひらでしっかりパーミングができるため、フルソリッドでも、疲労が溜まりにくい設計になっているのでおすすめです。

⚠️ ③ ガイド数が増え、ロッドが“だるい”と感じることも
フルソリッドはしなやかに曲がるぶん、ラインがブランクスにこすれないようにするために、ガイド数が増える傾向があります。結果として、操作性はややスローになり、シャキっとした動きは苦手です。
最近ではガイドを少なくするためにスパイラルガイドを採用しているロッドも増えて来ています
まとめ:フルソリッドは“曲げて獲るタイラバ好き”に最適な一本
チューブラー・フルソリッド・ソリッドティップと、それぞれロッドには明確な個性があります。その中でフルソリッドロッドは、
- 大きくしなやかに曲がるファイトの楽しさ
- 細身でも強いトルクで魚を浮かせられるパワー
- バラシにくく、特に冬のショートバイトに強い性能
といった独自の魅力があり、“乗せて獲るタイラバ”を楽しみたい人にぴったりです。
一方で、チューブラーと比べると感度や軽さでは劣るため、
- 操作性重視か
- ファイト感重視か
- どの水深・どの潮で使うか
を基準に選ぶと、自分に合う一本が見つかります。
ロッド構造を理解して選べば、タイラバはもっと釣れるし、もっと楽しくなる。 あなたにとって“しっくりくる一本”を見つけて、タイラバを存分に楽しんでください。
おすすめのフルソリッドロッド3選
① ジャッカル ビンビンスティック エクストロ BXS-C511UL
超しなやかで「曲げて獲る」を体現できる1本。
エクストロ独自のフルソリッドブランクは魚の小さな変化も吸収し、タイの突っ込みでもバラしにくい。
軽量タイラバでも使いやすくとにかく曲がるロッドが好きな人おすすめ。
② シマノ エンゲツ エクスチューン B510ML-FS
フルソリッドでありながら、シマノ独自のスパイラルXコアによってトルクと軽さの両立に成功したモデル。
巻き重りを抑えつつ、掛けたらしっかり魚を浮かせるパワーがあるのが魅力。
深場寄りのエリアや潮流が効くポイントでも安心して使える万能タイプ。
③ ダイワ 紅牙 AIR 510MB
“軽さ”と“操作感”に特化したフルソリッドモデル。
AIRブランクスによって持ち重りが少なく、長時間の巻きでも疲れにくい。
タイラバの細かい変化を感じつつ、しっかり曲がって追従するため、乗せ主体の釣りに向いている。
フルソリッドの弱点である重さを克服したバランスの良い1本。
まとめ
フルソリッドロッドでもメーカーごとに曲がり方やパワーが全く異なります。
浅場の乗せ重視なら「ビンビン511XSUL」、
万能で強さも欲しいなら「エクスチューン510ML」、
軽さと操作性を求めるなら「紅牙AIR510MB」。
自分の釣りスタイルに合わせて選べば、タイラバの楽しさが一気に広がります。


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