今回は21カルカッタコンクエスト100に、KDW(KAKEDZUKA DESIGN WORKS)オフセットクラッチ」を取り付けたので、その使用感やメリットをまとめます。
KDWオフセットクラッチとは?
メーカー:KDW(カケヅカ デザイン ワークス)
特徴:
- オフセットしていて手首の動きがスムーズ
- クラッチがスプールに近づくことにより、サミングの精度が向上
- アルマイトカラーでカスタム感アップ
- アルミ削り出しで、剛性アップ
装着して感じたメリット
1. キャスト時の手首の動きが自然で長時間の使用でも疲れにくい
純正クラッチより下側にオフセットされることにより、親指を開くのが小さくなるため、手首が動かしやすくなり、ノーマルより余計な力を入れることがなくなりキャストが楽になります。
余計な力が入らないことで、キャスト精度も良くなった気がします。

2. スプールとクラッチが近くなり、サミングの精度が向上
スプールとの距離をかなりタイトに設計してあり、親指の腹ではなく、親指の隅で触れるようにサミングしやすくなるため、キャスト精度も上がります。
キャスト精度が良くなるので、テンポが良くなり、バスと出会えるチャンスも増えてくると思います。
ラインを巻きすぎるとクラッチを切った時に干渉することがあるため注意です⚠️

純正クラッチだとスプールとの隙間がこれだけあります。使い方によっては、トラブルもありますので純正だとこれだけ攻めた設計はまずないと思います。

3. 見た目のカスタム感
アルマイトの質感と色味でリールの印象が大きく変わります。(現在は、無垢も含めて7色あるようです)
私の愛竿のロードランナーカラーのオリーブグリーンが発売されていて一目惚れしてバス釣りで使うコンクエスト4個全てオリーブグリーンカラーにしました。
コンクエストのデザインに合わせて穴を2段に切削されていてこの穴の加工に惚れ込んで取り付けしています。正直このこだわったデザインがなければこのクラッチを装着していなかったかもしれないです。

グリーンのロードランナーの色味とバッチリあってます。(自己満ですが笑)
タイラバリールにもKDWクラッチ
私はタイラバで使うリールにもKDW製のクラッチを装着しています。
正直右手の親指でクラッチを切るタイラバには、オフセットしてない方がクラッチが切りやすいと思います。
タイラバはクラッチを切る回数が多い釣りですので、純正クラッチだとプラ製のため、海上での釣行中での破損が怖く、剛性が高いアルミ製のKDW製クラッチを装着しています。
あと製品のクオリティのなのか、クラッチの素材の影響なのか,クラッチを切った感触が、かなり向上します。使っていて気持ちよく使えるようになるのは最高です。

カラーは、左はガングロック、右はブラックになります。
KDWオフセットクラッチの注意点・デメリット
KDW製オフセットクラッチは見た目も機能も魅力的ですが、実際に使ってみるといくつか注意点もあります。購入前にチェックしておくと、あとで「思ってたのと違った…」を防げます。
1. 純正より価格が高い
アルミ削り出し&高品質な仕上げのため、当たり前ですが、純正のプラスチック製クラッチより価格が高いです。複数台のリールに装着すると、合計金額はそれなりになります。
アルミ原材料が高いのもあると思いますが、加工する機械、切削するドリル、切削油等もかなり高額なものを使われていらっしゃると思いますので、この価格はむしろ安いと思います。
2. 操作感が変わる
オフセット形状によって、クラッチを押す角度や親指の位置が純正と微妙に変わります。慣れるまで「押しづらい」と感じる場合もあります。
ボート上にノーマルクラッチ装着リールと、オフセットクラッチ装着リールを混ぜていると、キャスト時の違和感を握り変えてから数投は感じるかもしれません。
3. わずかな重量増
ほとんど気になりませんが、金属製のため、リール全体の重量や重心バランスがわずかに変化します。極限まで軽量化を狙う場合はデメリットになることもあります。
4. メーカーオーバーホール対応不可
メーカーにオーバーホールを出す場合には、社外パーツが取り付けられている場合はオーバーホールの対応はできないとのことですので、注意が必要です。
シマノ製リールですと、ネジ2個で付け替えできますので、オーバーホールに出す際にノーマルクラッチに付け替えてしまえば問題ないと思います。
まとめ
KDWオフセットクラッチは、見た目のカスタム性と操作性アップが魅力のパーツです。純正にはないデザイン性や押しやすさを得られる反面、価格や重量、慣れが必要な操作感といった注意点もあります。
21カルカッタコンクエスト100との相性は抜群で、(ボートからのハードベイトメインのショートキャスト主体)では恩恵がかなり大きいです。
自分の釣りスタイルや好みに合わせて導入を判断すれば、満足度の高いカスタムが楽しめます。
「見た目も使い心地も自分好みにしたい!」という方には、間違いなくおすすめできるパーツです。
シマノ製のリールですとネジ2本で交換できてしまいますのでお手軽に交換することが可能です。(ダイワ製のリールは本体をバラしてから交換しなければいけないので、注意してください。)

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