21 カルカッタコンクエスト100シリーズを使ってみたレビュー

はじめに


今回は 100 / 100HG / 100シャローエディション30HGの特徴とスペック比較、実際にバス釣りとタイラバで使ってみた感想をまとめました。

21コンクエスト100とは

私は21コンクエスト100シリーズを溺愛しており6台所有しています。その溺愛する理由が主に以下の3点ですのでご紹介いたします。

ボディーのロープロ化

私が21カルカッタコンクエストで受けた一番の衝撃が、パーミングカップの小ささ。今まで丸型は、10コンクエスト100DCをメイン機で使用していたこともあり、箱から出してリールを握った瞬間の驚きは、今でも覚えています。おそらく01コンクエスト50よりも小さいと思います。

丸型リールでありながら、手にしっかり収まりやすく、長時間の使用でも疲れにくいフィット感を実現しています。特に手の小さい方でも扱いやすく、力まずにリトリーブやフッキングができるのは大きな魅力です。

このコンパクトボディのおかげで、18バンタム、16メタニウム等のロープロリールを全て売却し、コンクエストオンリーで釣りをすることになってしまいました。また、21コンクのおかげかハードベイト限定で釣りをするようになってしまいました。笑

直径33㎜幅19㎜MGLⅢスプール

左がノーマルスプール、右がシャローエディションのスプールです

14カルカッタコンクエストは直径36㎜の幅21㎜スプールでしたので、重いルアーを投げたり、遠投するにはいいのですが、軽いプラグを投げるにはスプールレスポンスが悪く私の釣りには合わなかった過去があります。そのため33㎜スプールの10コンクエストDCをずっと使い続けていました。

しかし、21モデルは33ミリに戻り、尚且つスプールもナロー化されスプールレスポンスが上がり、ノーマルのスプールでも軽いルアーが投げられるようになっています。

インフィニティドライブ採用による巻き取り性能の向上

21カルカッタコンクエストに搭載されている最新機構のひとつが「インフィニティドライブ」です。

この技術はもともとソルト用リールで採用されていた機構のようですが、バス釣り用の小型リールでも採用されています。

  • クランクベイトやビッグベイト、ディープのタイラバでも軽快に巻ける
  • 大型魚とのやり取りで力負けせず、余裕を持って寄せられる

といったメリットが得られます。

インフィニティドライブ搭載での巻き心地の進化は、もともと14コンクは感動するぐらい良かったので、正直感動が薄かったですが、14コンクエストよりも巻き込トルクは間違いなく上がっています。(スプール径が違うためそう感じやすいのかもしれませんが)


スペック比較

モデルギア比最大ドラグ力自重スプール径/幅最大巻上長糸巻量(ナイロン)ベアリング特徴
1005.64.5kg220g33/19mm58cm12lb-100m12+1ノーマルギア。巻き物全般に◎
100HG7.44kg220g33/19mm77cm12lb-100m12+1ハイギア。巻きにもワーミングにも使用可
30HGシャローエディション7.44kg220g33/19mm(シャロースプール)77cm12lb-
65m
12+1スモールプラグにおすすめ◎

100HGと30HGシャローエディションの違いは、スプールの糸巻き量の違いと、ボディーカラーの違いのみになります。シャローエディションの濃紺のボディーカラーは、コンクエストらしくなく新鮮でかっこいいです。

私はシャローエディションのスプールをバス釣りで使うコンクエストHGに入れ替えて使用しています。

実際に使ってみた感想

バス釣りでの使用感

ロードランナーとコンクエストの相性は抜群です

私はボート釣りをする時は、4セットを積むのですが、4本全て100HGにしています。ちなみにクラッチレバー全てKDW製のオフセットクラッチに交換しています。

以前はノーマルギヤの100もバス釣りで使用していましたが、巻きトルクがありすぎて、ノー感じになり、スピナーベイトのブレードが回っている感じだったり、ボトムタッチの感覚がわかりにくいため、全てHGに入れ替えました。

HGといってもディープクランク等の巻き抵抗の大きなルアーを引いていても疲れにくく、逆に巻き感度が良くなるので、HGにして、集中して釣りができるようになりました。

ラインはそれぞれ、10lb(小型ポッパー、小型シャッド等)12lb(1/4〜1/2ozワイヤー系、小型クランク等)14lb(3/8〜1/2ozワイヤー系、チャター等)16lb(ディープクランク、メタルジグ等)に使用しています。

10lbにはアベイル製のスプール12lb14lbにはシャローエディションのスプールを入れていますので、軽量ルアーでもストレスなくキャスト可能です。(ボートからだとフルキャストをすることがほぼありませんので、比重の重いフロロラインの糸巻き量を少なくしてスプールレスポンスが上がりますのでキャストしやすくなりますし、巻くラインが少ないとゆうことは、お財布にも優しくなります。)

100番サイズのリールではなかなかやらないと思いますが、予備スプールには20lbを巻いていて(ビックベイトやビッグスプーン)をやることもあります。

キャスト感は、直径33㎜の幅19㎜のスプールのおかげで、スプールの立ち上がりがよく、重心移動のない飛行姿勢が安定しないルアーでも、安定して投げることが可能ですが、

デメリットもあり、ナロースプールのため特に太いフロロラインを巻いている時には、ラインが目減りしやすくキャストして巻きはじめの時には巻き取り速度が遅くなってしまうのがネックになります。 

タイラバでの使用感

ハンドルはリブレ製の110㎜に交換しています

実はこのリール、タイラバでも相性抜群です。コンパクトになったことにより、しっかり握り込め、インフィニティドライブによる巻きの軽さがありますので、100gを超えるヘッドでも安定して一定のリズムで巻きやすいです。(純正ハンドルでは短すぎるため、ロングハンドルに交換必須)


100(ノーマルギア)ハンドル一回転58㎝ オールマイティに使うならノーマルギヤ、一定速度でゆっくり巻くのがやりやすく、食わせの間を作りやすい。タイラバで試すならノーマルギヤがいいと思います。


シャローエディション(ハイギヤ)ハンドル一回転77㎝ ハイギヤですので巻きが重くなりますが、前あたりの違和感やゴミが絡まった時などの感度がわかりやすい。

ノーマルギアはハイギヤに比べて、ラインが出された時ドラグの音がかなり小さいので、そこだけが、デメリットです。タイラバはやはりドラグの音はモチベーションの維持にかなり重要ですので、今どうにかして音を大きくしようと研究中です。

まとめ

21 カルカッタコンクエストはかなりコンパクトで扱いやすいリールになっています。
バス釣りでの巻き物はもちろん、タイラバでも使える万能さが魅力です。
用途に応じてギア比やシャロースプールを選べば、より自分の釣りにフィットするはずです。

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