中古で買ったのでカスタムついでにオーバーホールしてみたいと思います
最近人気のモラムシリーズの中でもあまり人気のない遠心ブレーキ仕様のSX1600C IVCBのオーバーホールをやってみましたので、画像付きで書いてみたいと思います。
あくまでも私のやり方ですので、参考にされる方は自己責任でお願いいたします。
中古で買ったこのモラムはハンドルとクラッチレバーが交換されていました、純正のクラッチレバーのゴムは劣化してベタベタになってしまうのでクラッチがカスタムされていたのはラッキーでした。
SXモラムウルトラマグシリーズも構造は一緒ですので参考にはなると思います。
本体からギアボックスを外して、ギアボッククスカバーを取り外す。
早速ですが、ローレット加工されているマイナスネジを外してリール本体からギアボックスを外していきます。

次に、ハンドル→スタードラグ→クリックの音出しバネ(裏表あり)→音出し板→座金2枚(裏表あり)を外します。外した順番に並べて写真を撮るといいと思います。

内部ギア、付属パーツを取り出す
プラスネジ2本を緩めて、サイドプレートを外していきます。

サイドプレートを外すときは小さなパーツが落ちることがありますので、様子をみながらゆっくりと開けてください。
モラムはすごく簡単な構造のリールですが、組み間違え防止のために、写真を多めにいろいろな角度から撮っておくことをお勧めします。

クラッチを戻す板状のスプリングは折れやすいので注意してください。

スプリング、ドライブギア、ピニオンギヤなどを順番に外していきます。

ギアには古いグリスがしっかりこびりついてました。の劣化がひどかったので、おそらく1回もオーバーホールしてないと思います。ギアには古いグリスがしっかりこびりついてました。
樹脂製のギヤを外すのですが、樹脂製で壊れやすいので注意してください。このギヤが壊れると、レベルワインダーが動かなくなってしまいます。

タオルやウエスを大きめのマイナスドライバーに巻いててこの原理で押し上げてやれば外せると思います。

慣れてない頃に私はこのギアを外そうとしてパーツを壊してしまったことがあるのでご注意ください。その頃はまだパーツ供給がされていたので助かりました。

次にアルミ製のクラッチを押し上げるドライブギアプレートを外します。

ドライブギアプレートはアルミなので変形しやすく、酷使されていた個体だと回した時に、リール本体のビスと接触してしまい、ゴリ感を感じてしまう事があるので、アベイルさんから発売されているチタン製のドライブギアプレートに交換するのもありだと思います。

交換しなくても変形しているところを耐水ペーパー等で少し慣らしてあげるでけも効果はあると思います。
ネジ2本を外すと、メインシャフトが外れますので、外してギヤカバーを外してください。

メインシャフトにはベアリングが付いていますので精密ドライバー等でEリングを外してベアリングを清掃してください。

組み付け事はプレートの向きに注意してください。
Eリングはなくなりやすいので、ビニールの中で作業するなど、気をつけて外してください。
後はクラッチを動かすプレート2点を外せば、バラしは完了です。

メカニカルキャップ取り外し

メカニカルキャップを外して音出しスプリング(裏表あり)、音出し板、ベアリングを止めているリテーナーを外してベアリングを取り出してください。

リテーナーは小さく飛んで行きやすいので親指で押さえながら精密ドライバー等で外してください。

パーツ洗浄

ベアリング、金属のパーツはパーツクリーナーで洗浄します。
私は、モラムはもうパーツ供給が終了していますので、あまり樹脂製のパーツはパーツクリーナーの洗浄成分で樹脂を劣化させてはいけないのでパーツクリーナーでは洗浄しないです。
私は樹脂パーツは家庭用の中性洗剤をつけて歯ブラシで洗っています。
ZPIさんのパーツクリーナーですと樹脂を痛めないみたいですので樹脂パーツもまとめて洗浄したい方はお勧めです。
次回、組み付け
次回は組み付け時の注意点等を書いていきます。
質問等ありましたら気軽にコメントしてください。
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